「若返りのビタミン」ビタミンEの正体。抗酸化という働きを正しく理解する
抗酸化ビタミンとして知られるビタミンE。その「抗酸化」とは具体的に何を指すのか、ビタミンCとどう協力するのか、脂溶性ゆえの注意点まで。イメージ先行になりがちなビタミンEを冷静に見ていきます。
ビタミンEは「若返りのビタミン」「抗酸化ビタミン」といった華やかな枕詞で語られがちです。ただ、その「抗酸化」が体の中で何をしているのかを説明できる人は意外と少ない。ここを腑に落とすと、ビタミンEとの付き合い方がぐっと現実的になります。
「抗酸化」を翻訳すると
私たちは酸素を使って生きている以上、体内では絶えず「活性酸素」という反応性の高い物質が生まれます。これが過剰になると、細胞膜などを構成する脂質を酸化させ、いわば"サビ"のようなダメージを与えます。
ビタミンEの仕事は、この酸化の連鎖に身代わりになって割って入り、被害の拡大を食い止めることです。とくに細胞膜の脂質を守る役割が大きく、脂溶性(油に溶ける)であることがこの配置にぴったり合っています。
おもしろいのは、身代わりになって力尽きたビタミンEを、ビタミンCが再び働ける状態に戻すという連携が知られていること。抗酸化はチーム戦であり、ビタミンCと一緒に語られるのはこのためです。
どれくらい必要で、何から摂れるか
食事摂取基準では、成人の目安量はおよそ1日6〜7mg前後とされています(性別で多少異なります)。供給源は「油」と「種実」が中心です。
- 植物油(ひまわり油、なたね油など)
- アーモンド、ヘーゼルナッツなどのナッツ類
- アボカド、かぼちゃ
- うなぎ、たらこなど
ナッツひとつかみ、料理に良質な油——という形で、普通の食事をしていれば極端に不足しにくい栄養素ではあります。
サプリで摂るときに知っておきたいこと
ビタミンEは美容目的のサプリに配合されることが多く、単体でも人気があります。ただし脂溶性で体に蓄積するため、ビタミンCのような「余れば出ていく」感覚では考えないこと。製品の表示量を守るのが基本です。
もう一つ実用的な知識として、ビタミンEは油と一緒のほうが吸収されやすい性質があります。食後、特に脂質を含む食事のあとに飲むと効率的です。脂溶性ビタミンの飲み方はサプリを飲むベストなタイミングでも整理しています。
美容を軸にサプリを考えるなら、ビタミンE単体に絞り込む前に、CやBなど他の栄養との組み合わせで考えるのがおすすめです。美容・肌のためのサプリ選びに全体像をまとめました。
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※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、医療的助言ではありません。